6.22.2007

仕事の話

仕事の話って実はあんまりブログには書きたくなかったり、書けなかったりで、今までしたことなかったと思うんですが、今日はちょっと一区切りして気分が良いので、書ける範囲内で書いてみようかなと。

何か金融関係らしい、、、ってことは知られているようですが、はたして普段は一体何をやっているのか?ということは、実はあまり知られていないようです、私。というのも、所謂「金融」っていう言葉からは、金を融通する、という貸出(ローン)とか、資金調達の手段を提供するような投資銀行的なものとかが想像されやすいですが、ちなみに私が所属している会社はそういう意味ではかなり毛色が違います。

弊社は、とあるアメリカの銀行の100%子会社で、親会社(銀行)の直接のお客様のうち、日本に居住しているお客様が親会社とのビジネスを進める上でのお手伝いをするために存在しています。日本では銀行代理店っていう制度がありますが、米国と日本とは法律が大きく違うのでその言葉を使うことは適切ではありませんが、まぁそういう意味ではお客様と親会社の間を取り持っている、というイメージでしょうか?日本語が話せる人間がいた方が日本のお客様には当然便利ですので。それとコンサルティング業務も行ないます。

親会社である銀行は、ちなみに一般の人はまずその名前を聞いたことも見たこともないはずです。聞いたことはあるかもしれないですが、それはきっと歴史の一コマで創業者一族の名前として聞いたことがある、というレベルなはずです。自画自賛で嫌ではありますが、創業者一族は一応米国の名門なので。。。

そして、創業以来200年近く経った今でも、いまだにパートナー達が共同所有・統治をしている非常に珍しい銀行でもあります。パートナー達は個人で無限責任を負ってビジネスを行なっているので、そういう意味では会社全体のリスクには非常に過敏な銀行です。良いところでもあるし、見方によってはパートナー達のリスク許容度を超えるような会社の規模拡大は有り得ないので不利な点かもしれません。ただ200年程度経った今のところは、良さこそあれ悪く転んだことはありません。

さてさて、銀行だ、ということは分かったけれど、何をやってるんだ?金貸しか?投資か?という疑問が、ここまで興味を持って読んでくださった方の中には、あるかもしれません。答えは金貸しでも投資でもありません。正解は「(広義の)機関投資家向け資産管理サービス」です。実は他にも株式のブローカレッジや資産運用、プライベートエクイティ、コーポレートファイナンス、などのビジネスもやっているのですが、この銀行が何の業務で一番有名かと言われたら、この資産管理サービスです。

資産管理サービスって何?と言われると、実は非常に多岐に渡っているので一言で説明することは難しいのですが、一番ベースになる業務は、機関投資家が保有する資産を保管する業務です。個人が銀行にお金を預けるように、また貸金庫なんかを利用なさる方もいらっしゃるかもしれません、機関投資家が投資している資産(現金・株式・債券・その他有価証券・不動産などなど)を保全することが使命です。所謂プライベート・バンクの部類に入るのかもしれません。ただ「プライベート・バンク」という言葉は非常に多様な意味で用いられているのですが、うちの銀行がやっている業務はその中でも一番プリミティブな部分(資産保管)に特化した(もちろんお客様の依頼があれば運用もやりますが・・・)ものです。

ただこれまでの説明は非常に一般的で、実際にはうちの銀行に(日本から)集まるお金の出所はどこかというと、実は投資信託とか年金とか最終的には個人のお金です。なので、読んでくださっている人たちの中でも投信を買ったりしている人たちがいれば、その方たちのお金を密かにうちの銀行で預かっている、というケースもあるかもしれません。決して表立っては出てこないのですが。。。

とても長々とした説明の後に、じゃあ私は一体何をやっているかというと、リレーションシップ・マネジメントと呼ばれる、簡単に言えば渉外・営業職、です。親会社である銀行に資産を預けて下さるお客様のご相談から契約、資産管理上のご質問等々にお答えしていく仕事です。お客様の契約関係にあるのは、もちろん我々子会社ではなく親会社ですので、控えめに言えば親会社とお客様とのビジネスのサポートを日本において行なっています。最近主に取り扱っている案件としては、オフショアにファンドを立てたい、というお話が多いので、やたらそっち関係(どっち?)の研究に日々勤しむ毎日です。

とまぁ書いてみたものの、実際蓋を開けてみれば、そんなにカッコいい事ばかりやっているわけではなく、ドロドロしたものがとーっても多くて、正直ブチ切れそうになったりしている毎日(笑)です。私は転職組ですが、前職同期がみんな花形選手なので、時折ちょっとうらやましいなぁとか大変そうだなぁと思ったりすることもあります。でも、最近思い始めてきたのは、結構今の仕事は自分には合ってるかもしれない、ということです。昔は営業的な仕事ってむしろ避けたいと思っていた時期もありました。自分のバックグラウンドは、もともとはコンピュータ・サイエンス寄りだし、学生の頃はネット・ベンチャーとかで一山当てたろう、くらいな甘い考えを持っていた時期もありましたが、今は逆にこちらの方が天職かも、、、と。今でもコンピュータをいじるのは得意だし、簡単なことであればプログラミングして問題解決するくらいの細々とした力は何とか残っているので、そういう意味では今までの道筋は悪くなかった。悪くなかったし、そういう理系寄りの問題解決思考ベースを経験しつつ、お客様のお手伝いをする今の環境は、良いブレンドかもと。。。

えー、なんでこんなことを今この時間(1時半くらい)にタラタラと書いているかというと、本国(親会社)の返事を待っているからなのでありますが、来ない(怒)!もうこれ以上待っても疲れるだけなので、とりあえずひとまず寝て、明日の早朝に逆にチェックすれば良いか、と諦め始めました。。。今日・明日とディールが続けて2件クローズし、いずれも巨額のお金が動くので、結構神経詰まるのですが、そんな私の気持ちは海を越えては伝わってないらしく、、、まぁ一応やることはやったので、もう後は寝て待つか、という諦めです。そんなわけで寝ます。はぁ疲れた。

1 件のコメント:

なかしま さんのコメント...

お仕事お疲れ様です。
ちなみに私がこの会社の名前を最初に知ったのは前職に内定したときに先輩に読めと言われた「モルガン家(The House of Morgan)」です。入社直後にモルスタとJPが別会社となったグラス・スティーガル法の例外がこの会社だと知って驚いた記憶があり。。。

自己紹介

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東京都, Japan
自分で言うのも何だが、比較的周囲の人達に恵まれてきた。充実した学生生活を送り、独身生活を経て、エキサイティングな結婚生活とパパ業を営みながら、スーパーサラリーマンを目指している。 ただし、本当はサラリーマンでなければもっと良いと思っている(起業家とか。)でも兼業は可能なはず、だし、出来るならリスク調整後リターンを最大にしたいと考えているため、サラリーマンの特権を活かすことができたら、とも考えている。