3.02.2008

結婚とは

昨日はアメフト同期の結婚式でした。みんなも久々に集まり、良く食べ良く飲み良く笑い、良い一日でした。本人達も幸せそうで、初めてお会いしたけど、奥さんも綺麗な方で、また隣で3日前に娘が生まれたまた別の同期が涙ぐむほど良い最後の手紙。新婦側お父さんが生まれたばかりの娘に宛てた手紙の存在が知らされた時にはさすがにグッと来そうになりました。

しかし結婚って何だろうなぁと。ちなみにWikipediaで結婚を調べてみると衝撃的な事実が!なんと結婚という言葉自体は明治時代に作られた造語で、またどうやら文脈から行くと西洋の結婚(marry)を指す言葉として作られたらしい。気になってWebで色々調べてみると、どうやら明治より前の日本の結婚は相当アバウトなものだったようです。しかも庶民レベルでは婿入り婚が一般的だった模様。そして「家」に嫁いで姓が変わるのも当然明治以降の話なようです。確かに源頼朝の奥さんは「北条」政子だった。確かに同じ文化圏の中国や韓国は今でも結婚しても女性の姓が変わる事はない。

なので今思われている結婚の形は、実は相当新しいもので、また日本古来の形ではなく、どちらかというとキリスト教の考えを輸入したもののようです。しかも神前結婚式は神道がキリスト教に対抗して作られたものだということもあるようです。

オランダなんかでは結婚しなくてもカップルが子供を作り、またそういったカップルから生まれた子供にも結婚したカップルから生まれた子供と全く変わらない権利が与えられ、また若い人は結婚をしない、というオプションを選ぶ人が多いようです。

それじゃ結婚って一体何だろうって突き詰めて考えると、家族を作る為に社会的に、そして経済的に、認められるための手続きや制度、ということなのかもしれない。大恋愛の末にめでたく結ばれた二人は結婚、っていう甘い筋書きは実は本当に甘いのかもしれなく、結婚するときは真剣に社会的なユニットを作る相手としてどうか、ということを考えないと行けないのかもしれない。

うーん、難しい。まぁでも結婚はいずれにせよゴールインではなく、スタート地点。それから先の長い人生を社会から認められた家庭を築くために日々努力して行かねばならない。甘い新婚生活なんてあっという間に終わるわけだし、お互い現実を見据え共に生きて行くための「バディ」が妻であり夫であるのかもしれないな。昨日、その同期もそこへの道に一歩踏み出したわけです。

Welcome to the club.

まぁそれでも結婚式は良い。そして楽しい。こんな余興も見られるし。

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