売れる営業には見た目が9割
最近とある仮説に気が付いた。
会社のそばにNN ホールという場所があるのだが、そこの路地にはお昼時には軽自動車でどこからともなくやってきて、臨時のお弁当屋さん激戦地区へと変貌する。一個大体500円くらいのお弁当が多い。揚げ物だったり酢の物が入っていたり、まぁいわゆる普通のお弁当で、味も値段もそんなに大きくは変わらない。
ここ田町は場所柄若い女性というよりかはおっさんが多い。もしくは若者以上おっさん未満。
そういう土地柄を見抜いてうまくマーケティングを行なった結果なのかどうかは露知らず、しかし巧みにさっさと弁当を売りさばくとあるお弁当屋さん、そこの販売のお姉さん(というか一人で運転して一人で売って帰って行くのだが)はとてもかわいい。お姉さんと言ってもきっと年の頃私の妹と同い年、もしくはそれ以下、くらいだとは思うのだが。場所取りも完璧で、ちょうどNNビルから出てくるおっさんを確実に捕獲するポジショニングはぴか一。
そして昼休みに出てくるおっさん達に「おつかれさまです☆」なんてほんとに☆が聞こえてきそうな感じで巧みに声がけをし、そして着実に売りさばいていくのだ。私なんかも今日はどんな弁当が出てるかな、なんて探しに行くのだが、結局他を見ることなく、お姉さんに捕まって気が付いたら買っている。
今日は本屋さんに寄って帰ってきたら他のお弁当屋さんが、最後の叩き売りに出ているところを、お姉さんのお店はさっさと完売して涼しい顔で店仕舞いしていた。(そんなわけで別のところで弁当を購入した・・)
この事実より分かったこと。
ワンコイン弁当のようなコモデティ化された商品(どこで変わっても内容・質はあまり変わらない)の営業成績には、営業員による圧倒的な印象付けが大きく左右する。目立つ場所にて魅力を振りまくお姉さんの存在が、この弁当屋戦争を制している。
ところで、本屋でとある本を買った。
風に吹かれて豆腐屋ジョニー―実録男前豆腐店ストーリー
これはまさにコモデティ化された豆腐という商品が見た目(プラス内容もだけど)で勝負に出て如何に勝ち抜いてきたか、という実録本。後日Bookshelfにて内容について書くつもりですが、何のことか分からない人は今すぐスーパーマーケットへ行って、「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」というふざけた名前の豆腐を買って食べてみてください!
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