最近の読書について
最も感動(?)というよりさすがだなという洞察力・解説力に唸らされたのは世界最高峰の債券運用会社の一つであるPIMCOの最高経営責任者が書いたこの本(「市場の変相」)。2007年中に書かれたのだが、2008年に起こったこと、そして2009年以降の世界経済・金融の枠組みを考える基礎を既に2007年にここまで纏め上げているとは・・・。
最近の経済金融動向をおさらいするにはこれ(「なぜ世界は不況に陥ったのか」)。
そしてところで経済学って何だっけ?という疑問を解きほぐしてくれる本がこれ(「ソウルフルな経済学」)。
変り種はこれ。こんな分析の仕方もあるのか、と無知な私は驚きました。テロリズムを経済学的観点から探った本(「テロの経済学」)。実は貧困とテロの発生には連関性がなかった?
そしてしびれたのは全然毛色が違うけれども、これ(「ヤバい社会学」)。ヤバい経済学と同一の訳者(大和投信の方)なので、タイトルが似通っていますが、内容・構成も含めて全然違う本。ヤバい経済学もそれなりに面白かったけれども、裏社会への体当たり潜入ルポであるこの本の面白さは破格。所謂日本にもあるヤクザ物の本は、実は大抵元々は出自が関係していたり(宮崎学氏など)するので、そういう意味ではやや客観性にかけるところもあるのだが、この本は西海岸出身のインド系アメリカ人(二世)がシカゴのギャングに飛び込む、という無茶苦茶な設定(ただ勿論本人によるルポなので、当然実話)が更に面白い。
ブログには全然書いていないのですが、実は結構最近また時間を見つけて本を読み始めています。というより、時間がないので、最近の読書法は朝の入浴時間。朝は今5時に起きて、湯船に浸かりながら30分から1時間ほど読書タイムに充てるのが最近の日課です。入浴前に一杯だけ麦茶を飲み干して、40度くらいのお湯に浸かりながら汗を流しつつ、読書に没頭という習慣は、なかなか健康的かつ知的な気がしてかなり気に入ってます。
0 件のコメント:
コメントを投稿