6.15.2006

[News Clip] あまりにも短絡すぎるマスコミについて

福井総裁、村上ファンド解約はなぜ2月 - 社会ニュース : nikkansports.com

このような記事が良く見られるが、マスコミの報道に関して、いかに短絡的な報道しかしないか、ということを感じさせる。

仮に量的緩和解除されることを前提にしていたとして、福井総裁は株価が下落することを想像して売り抜けようとしたのだろうか?答えは否であろう。なぜなら量的緩和解除を行なった背景は、株価云々ではなく、日本経済が絶対的にデフレ脱却しようとしている、という判断の下に、量的緩和という異常事態を脱するにはタイミングが良いであろうと分析されたが故に決断されただけであり、事実量的緩和解除を織り込んでいた市場でさえ、実際に解除されてからも株価は上がり続けた。

ここ1ヶ月近い株価の下落は、むしろ日本の量的緩和解除なんてこととは全然関係ないところで起こっていると考えられる。世界的に株式市場が調整局面に入っただけであり、日本の金利とは全く関係ない。しかも、金利に関して言っても、本格的な量的緩和解除が先送りされることを織り込んで、短期金利は再び下降している。つまり単純に金利上昇=株価下落という構図を描けるほど経済は単純でないということである。

確かに一国の中央銀行総裁が問題のあったファンドを購入していた、というニュースはスキャンダラスである。しかし、それはそれだけであって、その裏にある陰謀論的なことをまことしやかに伝えてしまうマスコミって、ほんとよろしくないなぁと思う。

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Posted by mokayama1016 to News Clip at 6/15/2006 12:12:11 午前

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