3.31.2007

朝まで生テレビ

今、朝まで生テレビで、史上初!日中同時生放送!と銘打って、日中問題についてドンパチやってます。田原総一朗はいつも自分の意見をぶつけて議論をぶち壊しているが、今回のようなテーマに関して、建設的な議論をするのにはっきり言って彼は向いていない。もともとセンシティブな問題だけれども、田原総一朗は日本は言論の自由の国だと言いつつ、中国側の発言に関してそれは間違っている、とまくしたて、しまいには日本側からの参加者にもたしなめられる始末。

そのせいで逆に問題の核心に迫ることはなさそうなので、そろそろ寝ようかと考えているところ。一番知りたいのは、何で日本人は中国が嫌いで、何で中国人は日本が嫌いなのか、というところなのだが、そこに至る前に田原総一朗の個人的な意見に遮られてしまう。あと、日本側の参加者がちょっとマイルドな人たちが多いな、と思う。

全然関係ないのだが、今日昼休みの帰りに話題になったのは、なぜか格差社会について。さて勝ち組・負け組と言った言葉にあるような格差社会に日本は突入しつつあるのでしょうか?

NRIの調査は興味深い。この推計によると1997年から2005年にかけて実は超富裕層(金融資産5億円以上)は減少している。そのかわり真ん中の層が拡大している。上の層からも下の層からも、真ん中の層に流入しているようだ。これを格差が拡大していると見るのか、多くの人がより豊かになったと見るのか。

個人的な意見としては、格差があることはモチベーションの維持に必要不可欠だと思う。人間の能力に多様性がある限り、その環境に適する適さないによって勝つ者、負ける者が出てきてしまうことは防ぎようがない。今までの日本では、みんなが上を向いていけば、全員がハッピーになった。でも経済の成長が定常化してきてしまった今、格差が唯一の競争の源泉力なのではないかと思う。では問題なのは何かと言ったら、格差があることではなくて、負けてもまた勝つチャンスが与えられるというルールが社会にあまり認められていない、ということなのでは?

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