4.04.2007

ファミリービジネス

ファミリービジネス 永続の戦略―同族経営だから成功するを読みました。

今自分が勤めている会社は、ファミリービジネスから発祥し、現在でも少数のパートナーによる企業統治(所有も)されている(金融業界としては)希有な存在である。それでも200年近く継続して誰からの所有も受けずに存続しているのだから、きっと何かがあるはずだ。

企業のオーナーが継続して同じである、というところの意味は大きい。自ずと長期を見越した戦略的投資が可能になる。多少の外部要因に左右されることなく、芯を通した経営が可能になるはず。一方で資本の投下に限りが出てくることもある。ファミリーや生え抜きの人間の中から、有能な経営者を選んで行くことも難しい。つまりは一長一短なんだけれども、総じてファミリー企業が比較的好成績を収めているところを見ると、やはり優れているのかもしれない。ただ長く残っている企業も多い中、潰れて行く零細ファミリー企業も大量にあるはずだ。ある意味そこのリスクを負うことができるのかどうか。それが成功か否かの分かれ目かも。

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