5.25.2007

ちょっと“危ない”金融英語 (ちょっと“危ない”金融英語):NBonline(日経ビジネス オンライン)

ちょっと“危ない”金融英語 (ちょっと“危ない”金融英語):NBonline(日経ビジネス オンライン)

このコラム、「ヤバい経済学」の訳者、望月衛氏が書いてるんだが、なかなか面白い。

最新のコラムは"duration"についてだが、最後の一説はちょっと笑える。

金融の世界で、イギリス最大の発明は永久債だ。これは永久に償還されず、決まった額のクーポンを永久に支払い続ける。一方、アメリカ最大の発明はゼ ロクーポン債だ。これはクーポンをまったく支払わず、期日が来ると償還金だけ支払って償還される。さて、それじゃ金融業界におけるラテンアメリカ最大の発 明は?

答え: クーポンも償還金も一切支払わない債券


確かにそうだ。中南米の債券を見てるとよくあるのがペイアップ。元金部分が増えるので、一見よさそうだが、実態は利金が払えないために無理やり一部を元金部分に組み込んで、支払いを後回ししているだけ。

米大手債券マネージャーがブラジル国内債投資を拡大させる、など中南米も元気になりつつある。一方でコロンビアで投機的な資金異動を制限するために為替規制が突如設けられたりするニュースもあるが、市場としてはやはりまだ未発達。十分注意が必要か。

日本でもそんなニュースがあったな、そういえば。この某航空会社、これ以上借金も膨らませず、利子も払えず、それじゃあ新しく株をタダであげますんで、借金は帳消しに!と言ってます。

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