7.26.2007

とてつもない政治家

もちろん皮肉。

選挙前ということで麻生太郎のとてつもない日本を読みましたが、正味1時間ってところでしょうか。内容が薄くてつまらず、まぁはっきり言って活字にすることのほどのものではないな、という本でした。テレビの公開討論番組で十分。以前安倍首相の美しい国へも読んだ(過去の日記参照)けれども、あちらの方がまだ良かった。結局首相になってみて言葉は必ずしも実行を伴わないというか空回りしてるなぁと思ったけれども。

外務大臣としてあえて靖国問題に言及してましたが、内国問題だから外国は口出すな、という説はごもっともですが、英霊が眠る場所だからあそこ以外にはないんだ!なんて柔軟性の全くない論理を展開していますが、そもそも靖国神社は明治維新を起こした(天皇を担いで成功した)テロリストのうち殉死した人たちを祀る場所であったわけで、そもそもは国立墓地のような形式の戦死者を悼む場所がないから言わば間借りしているわけです。ちなみに当初明治維新に加担し、その後離反した西郷隆盛は祀られていない。裏切り者はダメですよと。そういう言わば明治維新以降戦前の体制側のご都合主義でどこに祀るか誰を祀るかを決められ、一方戦後名目上政教分離が詠われた後に神社の独断でA級戦犯を合祀したのであれば、現体制はそれを本来であれば無視すべきだと思う。だから閣僚が公人として行くのはちょっとまずいかな。私人として行くなんていう言い訳ガマしいことも、少なくとも当人が閣僚のポストにいる間は避けるのが懸命な大人の判断だと思いますが、、、(過去の参照

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