11.10.2008
11.06.2008
Power to the young people
オバマ氏、蓋を開けてみれば圧勝でした。
この選挙戦をどう分析するか、には色々な見方があるのだと思いますが、単純に共和党と民主党の戦いではなかったような気がします。オバマ氏は民主党員ですが、ヒラリー・クリントンのそれとは全く異なるものですし、いわゆるリベラルという気安い言葉では語れないものがあるような気がします。ちなみに気安いリベラルというものに対する反発心は私は人一倍強いです。なので、頭でっかちなリベラリズムには軽蔑すら覚えますが、一方でコンサバティブかと言えば、どちらかというとリベラルです。矛盾しているじゃないか、と以前は思っていましたが、このブログでも紹介した佐藤優氏の「自由主義的保守主義者」というポジショニングに一番近いと思います。あんまりそこのところ触れすぎると本題からずれていくのでそれはまた今度にしますが、オバマ氏もきっと「自由主義的保守主義者」という考えには賛同してくれるのではないか、と思っています。ネオコン主義者達が巻き起こしてきた21世紀初頭の大騒動に決着をつけるべく現れた良心であることを期待しています。
そして何よりアメリカという国には底力があるな、と思わされたのは、やはりこういう人が現れて大統領にまで上り詰めることの出来るシステムとそれを動かす民意です。今回オバマ氏が若い層からの支持を特に受けているという報道を多く目にしましたが、まさにそこが今の日本との大きな違いかと思います。何がその違いをもたらすのかは、未だはっきりとした答えを持ち合わせていませんが、ひとつ言えることは日本の若い層(自分たちの世代+もう少し上くらいまで、という意味ですが)は、自分も含めて、国への期待を持っておらず、また多くは声を上げることすらやらなくなっている(しらけている)ということです。何かがおかしいことは誰もが分かっているけれども、それを国が変えてくれることだとは期待していない、というか何と言うか。ワイドショー化されてしまった政治、というのが一番それを物語っていると思います。テレビへの政治の露出は増えたけれども、それは茶番に成り下がったからであって、真剣に政治を討論する目的ではなく、今日もどっかのアホ面が吠えてるなぁ、というのを面白おかしく家で見物するためのツールにしか過ぎなくなっています。自民対民主の揚げ足取り選手権、のような。
今本当に必要なものは何か、ってことを考えると、若い力が希望を持つことだと思います。残念ながら還暦前後の団塊の世代は、もう戦力外通告なわけです。彼らの意見というのは明るい日本の未来のための建設的なものではなくて、余生のための自己保全にならざるを得ない(それを非難しているわけではなく、いつでも人間は自己中心的なので)。でも人口比的に、圧倒的に彼らの力が強いわけですし、主だった政治家もその世代を代表して出てきています。そんな人たちを通じて若い世代の声が政治に反映されるわけもないし、第一明るい未来なんて、その人たちには本当に親身になって描く力はもうないわけです。
オバマ氏がこの選挙を通じて訴えてきたのは、政策的なもの云々より、そこの部分なんじゃないかと思います。キャッチフレーズの"CHANGE"ではないですが。極端な話、政策なんてどうでも良くて、メッセージとしてアメリカを何とかしなきゃ、若い人間が立ち上がらなきゃ、という気持ちが前面に出ていました。しかもそれがマイノリティ出身という今まで虐げられていた出自からの出馬となれば、よりサポートが得やすかったのでは。でもどちらかというと、個人的には初の黒人大統領とかっていう事実よりも、前者のメッセージ性の部分がより重要で、今後5年くらいの中で21世紀のグランドデザインをやり直さないといけないのだと思います。
冒頭のコンサバ対リベラル、というところに戻ると、オバマ氏は意外とコンサバだと思います。でも、それって皆でまとまっていくためには、本当はすごく大切に守らなければならないことです。変革をするにも保守をするにも。なぜなら最終的に心の拠りどころがないと、色々な人の集まりなんていうのは簡単にバラバラになってしまいます。異質なものを纏め上げて動かしていくためには、「良心」が必要で、「良心」はいつの世もそう大きくは変わらないものだと思っています。
Power to the young people.
この国でも若者が良心を持って立ち上がることが出来たら。。。何かが大きく変わると思うのですが。
11.05.2008
What happened to TK?
小室哲哉が逮捕されてしまいました。
ちょっぴり複雑な気持ち。中高生の甘酸っぱい記憶がやっぱり小室の曲に彩られている我々世代にとっては、事実がどうだったのかは別にして少し残念である、と思っている人が多いのではないかと思います。
好きか嫌いかは別にして、小室哲哉にはヒット曲を作り出していく才能は間違いなくあったと思います。TMNの曲はセンセーショナルだったし、その後の小室ファミリーの曲も、やっぱりイントロが流れればすぐに口ずさむことが出来るようなキャッチーなメロディが多くて、少なくとも90年代の世相にはマッチしていたのではないかと思います。音楽性という意味ではTMN時代の方が個人的には全然好きですが。
でもちょっと走らされすぎたのかもしれないですね。あまりにも多産で、息が切れてしまったのが21世紀以降だったのかもしれません。逆説的には世紀末の異常現象だったのかもしれないし。
同じプロデューサーでもつんくなんかと全然違うのは、小室哲哉は音楽の才能があったばっかりに(別につんくに音楽の才能がないと言っているわけではありませんが、、、異質なことは確か)、プロデュースする仕事(ある意味ビジネス)とコンポーズする仕事(純粋にアーティスティックな面)とがうまくバランスしてなかったのかなぁと思います。つんくは、正直言って音楽は捨ててる(笑)。でも純粋に若い女の子をアイドル化させるというビジネスモデルにフォーカスして、それなりに息の長いある程度裾野の広がったコア顧客層をうまく掴んでます。小室哲哉には、実はプロデュースはさせてはいけなかったのかもしれない。彼の音楽性はバブル的に持ち上げられ、そして弾けてしまいました。
残念ですが、逮捕されてしまったことには変わりは無く、それでも木根とか宇都宮とか昔からの仲間たちが見捨てていないのは、救いかもしれません。もし罪を償う必要があるのであれば、それはそれで償って、再出発できれば良いんじゃないかなと思います。
そんでもって相変わらずのマスメディア批判ではありますが、こういう時のテレビってやっぱり少しやり過ぎだなぁと思います。報道する側にはその意識はないのかもしれないけれども、素材の編集などを経て出来た画を見ると、如何にも小室が上り詰めた結果、金遣いがむちゃくちゃになり(ある面事実だと思いますが)、最近は金策に走って色々と手を出していた、という一面のみが強調されてしまっています。手のひらを返したように。映像によるインパクトはあまりにも人々の潜在意識に植えつけるものが強いので、これで世論を結果的に作為してしまうことにもつながりかねません。もちろんそういう面(金策に走る)もあったのだとは思いますが、必ずしもそれがこの事件の真理につながっているとも限らず、そういう検証もなしにある種の煽りを行なってしまうテレビは凶器だなぁって改めて思います。
追記:何やら裏社会のカネ絡みの事件をにおわせる話もあるようです。A.Cホールディングスという会社から小室は出資を受けていたようですが、仕手筋絡みでは有名な会社なようで。わざわざ特捜が動いている背景にも、何らか裏関係の動きがあるのかもしれません。でもだったとしたらますます憐れと言ったら憐れ。売れてた頃は良かったんだろうけれども、売れなくなったらこの手のお金は早いですからね。。。色々なトラブルがあったのではないかと想像されます。誰か周りでアドバイスしてあげられる良心はなかったのだろうか?ショービジネスで良くある話って言ったらそれまでなんですが。。。
11.01.2008
子育てを取り巻く環境
今日は子供の一時保育で利用している地元の保育園で日赤の木戸道子医師を招いた子育てセミナーがあったので、パパとして参加してみた。ターゲットは基本的にはワーキングマザーだったけれども、非常にためになる講演だった。いかに子供を育てながら仕事を続けていくことに対する環境整備が整っていないか、ということについて。というのも、やはり話を聞いていると、大変は大変なのだ。子育ても仕事も両立する、なんてのはきっと生半可なものではない。勿論その中でお話としては、ポジティブ・シンキングで楽しんでやっていきましょう、人生の幅が拡がりますよ、というものだったのだけれども、ご自身も産婦人科医としての激務をこなしながらの子育てはきっと大変だったに違いない。
しかし、物理的に大変なのは仕事をしていれば変わらないのだから、それは何とかしなければならないのだが、やっぱり一番重要なのは周囲の理解だろうか?労働環境というか。
労働環境って、きっと子育てとか関係なしに重要。まずそもそも日本の場合、比較的労働生産性が低い(特にサービス業)ことを労働時間の長さでカバーしている。生産性が低いのは何故かと考えたときに、労働環境の弾力性・柔軟性の低さが一つの理由ではないだろうか?いわゆるメリハリをつけにくい環境になっている。クリエイティビティ・クラスの台頭が言われるような今後の社会の中で、この状態はかなり致命的。
ということを考える機会なんてなかなかなかったので、土曜の朝起きて行ったかいがありました。
10.31.2008
80点
久々に休みを取った。金曜日。有給が余りまくってしまって年末までに消化しなきゃいけないのと、少し仕事が落ち着いて休みが取れそうなのと、普通に疲れちゃったのと、11月から新しい上司が着任するのと、色々な理由があって、とりあえず休もうと思った。久々にゆっくりとする予定。
今日(というより日付的には昨日)、今年の査定前の自己評価に関して上司と話し合いを持つセッションを持った。「自分自身の今年の点数は?」と聞かれたのが一番困った。というのも基本的に自分の中では、それっていつ何時聞かれても80点だから。多分今までの人生の中で満額100点回答も、逆に80点を著しく下回ったこともない。常にペースは80点。
80点であるには理由がある。まず100点を取ってしまうとそれ以上を目指すことが出来ないという点。また、80点から100点に持っていく労力は、0点から80点までの労力と比べても、遥かに大変であり、そこに時間を費やすくらいなら、80点で甘んじて、より幅広い、というよりか次のステップのテストを受けに行こうと、自分は思うタイプ。また、必ずしも100点を取ることが良いことではないこともあり得る。つまり環境が刻一刻と変わっていく中、もはや当初作られた問題に100点という回答を求めたところで、当初とは全然前提が異なってきてしまっていることなんかはザラにある。そういう時は100点を取るのはむしろ回り道である。
なんていうのは実はちょっと言い訳だったりすることもあるので、この詰めの甘さが自分自身の弱みであることは十分認識しているんだけれども、多分これはもう考え方の問題。100点を取るために伸び切ってしまうよりも、余力たっぷりのまま元気よく80点を取り続けたい、と思います。
まぁただ自分には甘いからな。。。他人にも甘いけれども。きっと来年以降、より一回り大きくなるためには、ある程度自分に強制力を持つ形で少しずつストレッチしていかないといけないんだわな。頑張ります。
10.29.2008
10.27.2008
孔雀の間!
帝国ホテルの披露宴会場の名前です。妻の友人である某有名製菓会社のご子息の結婚式に行ってまいりました。参列者の数が500人ほど!某エスタブリッシュメント一族の総裁や元内閣総理大臣が主賓席に座り、現内閣総理大臣から祝電が届く、という多分今後お目にかかることはないであろう、凄まじい披露宴でした。
でも、何が素晴らしいかって、そりゃ披露宴の規模も豪華さもすごいのだけれども、この人数の披露宴であろうが、そのご子息の人柄によって、全員を感動に巻き込む最後のスピーチ。本当に朗らかで明るくて、いつも皆に気を配っているご子息、Sちゃん。最後にあれだけのご来賓の皆様方を前にして、大きな声で「Tちゃん、僕と結婚してくれて有難う!」って言ったあと思わず涙をこぼすSちゃんを見て、こちらまでやられてしまった。。。
引き出物は当然有名な「たべっ子どうぶつ」。それも寿エディション。
二次会はBVLGARIにて。
しかし、人のつながりってすごいなぁと思ったのは、知り合いの知り合いがまた知り合いだったり、とかってことが同時多発的に起こること。特にこういう「ネオ・エスタブリッシュメント」層の人達ってみんな結構狭いから、すぐ知り合いにぶつかるらしい。私自身は今回枠外からの参加だったけれども、それでも何人か知り合いの知り合いを見つけたりしてしまうのだから恐ろしい。
10.22.2008
香港本年3回目!
多分今回でまたしばらくこなくなるであろう香港。
ちょっとしたサプライズはマンダリン・オリエンタルの部屋のグレードの高さ。こんなことなら前回からこっちにしておけば良かった。。。前回はスターウッド指定であえてのシェラトンにしてしまったが。。。
行きのフライトで社長(に今回は同行です)から借りた軽めの読み物。
すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363) (光文社新書 363)
2時間くらいぶっ通しであっという間に読めた。なかなかこれはおすすめ。
証券化、サブプライム、資本と頭脳(出資者と運用者)の分離、群集心理、などのキーワードをもとに筆者が「リスクテイクバブル」と呼ぶ、21世紀型の金融バブルを解説。投資家はみんなバブルをバブルだと分かっていながらも、ライバルに負けないためにゲームから下りられない様子を巧みに描いている。またキャンサーキャピタリズム(癌化する資本主義)と呼び、資本主義の崩壊を叫ぶ。そもそも冒頭から資本主義とは何か?という問いに対して「ねずみ講」と答える歯切れの良さがなかなか心地よい。
未来はどうなるんだ?というところまで発展はし切れていないが、この本が書かれた時点(本年前半?)でアメリカ型投資銀行の崩壊をうたっているので、まず出だしは確かに当たっているのかな。また中長期的なコモディティ・インフレは、どちらかというと実物資本の価値増大ではなく、相対的に金融資本の価値が低下している(まぁ同じことなのだけど・・・)というドライバーが引き金となっているとのこと。これも確かに、、、とは思う。セーフティ・ヘブン通貨として円貨が選ばれていて円高が進んだりしたが、歴史的な流れの中で円貨の価値が今後増大していくシナリオは想定しづらく、そうなるとあらゆる金融資産の価値が下がっている中、相対的に円が選ばれている、ということが言えるのかもしれない。
10.16.2008
10.10.2008
after the collapse
9.30.2008
抑圧からの解放
この週末に友人の結婚式を通じて(飲んだくれて)色々な人と話をしていて、今自分が置かれている環境を今日になって(酒浸りからのリハビリのために事前に有給休暇申請済み)改めて一人になってから見つめ直した時に、少しブルーになった。ちょうどそこに妻が帰って来てくれて話を聞いてくれて助かった。彼女は自分の良き理解者。
ということで自分自身の分析+彼女のコメントによると、どうやら俺は見えない自分自身の内からの力によって抑圧されていそう。「根っからの楽観主義者で、外向的で、仕事にもマジメで、褒められる旦那であり、良き父親であり」たい、と思っている自分自身が苦しめているところがあるのかもしれない。楽観主義者であるには違いないけれども、たまには悲観的になることもある。悲観的になりたいのに楽観的であることを期待されていて苦しむ自分。外向的で人が大好きだけれども、嫌いなヤツもいるし、人としゃべりたくない時もある。
結婚式の四次会でもあった友人からのコメント。俺は「手堅い」らしい。つまり大はずれも大当たりもせず、まぁそこら辺の安心感ってのが良いのかもしれないけれども、見方によっちゃあんまり面白くはない。でも自分は本当は色々と面白くありたい。たまには無茶もしたい、と考えている。
自分自身の人生は、非常に恵まれているし、周りの奴らも本当に良いヤツが多くて、こいつらと一生付き合っていこうと思う仲間が何人もいて、仕事も方向転換を図った事が幸いして今のところうまく行っているし、この世で一番大切な自分の家庭を持つ事も出来た。この上何を望んだら良いんだろう?これ以上を望んだらバチが当たる。と思っていたのかもしれない。
タガを外しちゃいかん、とは思っているけれど、抑圧はよろしくないな。もうちょっと考えよう。来月にはとうとう20代最後の歳に突入するわけで。30歳を前にもう一度自分の在り方を考える年にしたいと思います。
ということを、妻が寝た後こっそりと大好きなウィスキーを久々に引っ張りだしてチビっとだけ飲みながら書いてみました。
9.27.2008
朝まで見られない生テレビ
寝ようと思ったら朝生やっていて、ついつい見てしまったけど、もうやめ
た。エコノミストの水野氏や自民党のいくつかの意見と民主党の1
人の男性議員だけは良かったけど、その話の腰を折る無知なアホ議員やエ
セ経済アナリストが話にならなさ過ぎて。。。
テレ朝も人選をもう少し考えればいいのに。
それが策略なのかもしれないけど少数意見を代表している一部野党は吠え
るだけであって、でも平民的感情論に訴えるのでアンチ自民党というセン
チメンタルが中身の議論より前に来てしまう。
日本の政治は政治家と世論の両方の面において未熟だなぁ。
アポトーシス
実は何を隠そう大学では分子生物学関係の勉強をしていました。といってもin vivoやin vitroと呼ばれるような伝統的な生物学の手法ではなく、in silicoと呼ばれるコンピュータを使ったモデリング手法を用いて生命現象の解明をする、なんていう随分と大層なことをやろうとしておりました。
といっても、実際には大学院にも行かず、いわばかじった程度の、勉強をしていました、なんてとてもじゃないけれども恥ずかしくて言えないレベルでしたけど。
ただふとアポトーシスのことを思い出しました。アポトーシスとは実は生命の細胞に組み込まれている「自殺」プログラムです。あることをきっかけにその細胞は自分で自分自身を殺すプログラムを発動させる、という機能があります。ガンなんかの発生を未然に防ぐのはアポトーシスによるものだという話もあります。(自身がガン化しそうになったときに自らを殺すことで、他の細胞への伝播を防ぐ)
これって実は非常に巧妙だけれども、不思議な仕組みで、なぜなら一つ一つの細胞は生き長らえるという目的に一直線に進んでいるにも関わらず、そういった細胞がたくさん集まっている環境の中では、生命システムの自浄作用のような形で、ある特定の細胞群が集団自殺を図ったりする(図ったりというか実際に死んでしまうのだけれども・・・)。よく出来てるとしか言いようがない。
なんでこんなアポトーシスのことを思い出したかと言うと、ちょうど今起こっている金融危機にアナロジーを感じたからです。一つ一つのプレイヤーは、ただ儲けるという目的に向かってひたすら突き進む中、うまく行かなくなる感じになるところで自浄作用(いくつかの金融機関の破綻=自殺)が働く。
そういう意味ではある種のハードランディングではありますが、システム的アプローチで眺めた時には実にうまく言っているのかもしれない。つまり暴走してシステム全体が崩壊、停止(=システム自体の死)を迎える前に、システムの中のガンを取り除くプログラムが発動した、というのが今回の一連の出来事なのかもしれない、と思えるわけです。
そしてアポトーシスが終了したあとは、システムとしては次のフェーズに向かう可能性も出てきます(全体としては変わらず、また同じ事を繰り返す可能性も当然のことながらありますが)。次のフェーズの全体像は、あるとすれば、まだ見えて来てはいませんが、少なくともここ暫くにおいては、暴走しそうな可能性のある仕組みが抑えられるような形に進んでいるようです。
誰もが適度にリスクがコントロールされた形で、思い思いの力を発揮して、全体としては安定した成長を遂げる、というのが理想ではありますが、安定成長が線形的に実現するなんていうことは現実世界では有り得ない。なかなか難しいです。
9.21.2008
また適当なぼやきではあるのですが、、、
怒濤の一週間でした。金融市場。基本的には人の腹で商売しているので、直接的には自分達の腹を痛める事なく、とは言っても間接的には手数料の減少につながる「冷や水」であるので、他人事ではありませんが。
しかし、こんな形であっという間に崩壊していく市場を眺めていると、一体これ(金融市場)は何なんだ?ということが良く分からなくなってきました。ものすごくプリミティブな部分で、価値を持つものと持たないもの、もっと言うと昨日まで価値を持っていたものが今日には無価値になってしまうもの、を巡って狂喜乱舞が繰り広げられている。狂喜乱舞の源泉は勿論リアルマネーなのだけれども、それが仲介機能をいくつも通過していく中で、実態なきものを巡るチキンレースへと変わっていく。そしてポイントとしては、誰もがこのチキンレースから降りるわけには行かない点だ。降りた途端に、干されて食い扶持を失ってしまう。
こういった仕組みを否定したところで、もうそうやって動いてしまっているわけだから、そんな意味のない議論をするつもりは全くないのだが、仕組みが不完全であることには違いなく、またその不完全性が儲けの源泉になっていることもあり、なかなかこれは根が深い問題だと改めて気が付かされた。
だからといって今すぐどうこうっていうのはないのだが、ここにきてそういった社会の不完全性にスポットライトを当ててみるのも面白いと思い始めて来た。歴史は常にこういう歪みとそれを是正するもの、そしてまた次の歪み、というイタチごっこで成り立っている。普段はまったく気にせず、というより表層部分ではそういった歪みは見えて来ていないのだが、実は裏の面では色々と蠢いている何かが存在している。そういったものが時に吹き出しては消え、そしていつか表層部分に違った相を作り上げる原因となったりしている。また表には決して現れないが実は大きく影響を及ぼしているアウトローな力も存在しているはず。
歴史なんかでいうと謀略史観なんていうのがあって、例えば実は「○○という事件と××という事件は全て△△系のグループが裏で操っていて」なんていう一部には眉唾ものっぽい匂いのする話も含まれていたりするのだが、それが事実であるかどうかは別にしておいて、そういう表層面に現れている事象というのは実はとある物事の一面だけを捉えていないのかもしれないから、別の尺度で切り込んでいくことも考え方としてはものすごく重要。またそういう人の世の多面性を包括的に取り込めるようなことにものすごく興味がある。
作り上げられたものではなく、本質を捉えてみたい。社会で作られているルールなんて、人が適当に作り上げたものなのだから、実は例えば経済学なんかでいうと実験経済学的なアプローチがもの凄く気になったりしている。
9.15.2008
9.14.2008
おひさしぶりですが
最近あんまりブログも書いておらず、約1ヶ月ぶり。三連休の初日の夜なので、ちょいちょい書いてみる事に。
仕事面では組織が変革して行こうとしている中、組織論だけ先行してしまって、その先にあるビジョンが置き去りにされていることに苛立ちを覚え、色々とぶつかってはいるものの、どうもうまく響かないことにややストレスを抱え気味。ひょっとしたら自分みたいなレベルで考え過ぎなのかもしれないけれども、逆にこのレベルにおいて考えさせられてしまっている現状が問題なのかもしれないとも思う。言ってしまえば上がだらしない。言い過ぎかもしれないけど。
確かに色々な制約を抱えながら、不確定要素を感じながら、またそれ相応の重圧がかかりながら、中間管理職しているんだと思うけれども、いわゆる「中間」になっちゃいけないよなぁ。一生そこに留まるのならいざ知らず、更に上に行った時には、一層逆風の中を進まなきゃ行けないんだから、その前段階にあってもリスクを取ることをして欲しいと思う。自分なんかにはリスクなんぞないからお気楽な発言なように聞こえているのかもしれないけど。。。
最近「侠気」に魅力を感じます。自分が上に立った時には侠気を持った人間になりたいと思います。別に変に突っ張る必要はないし、うまく折り合うことも重要なんだけれども、やっぱりこう信念を持った上でそれを曲げずにリスクを取って進む強さや、仮に失敗してしまっても仕方がないと思える潔さがないと、長期にわたって信用を得て行く事は難しいんじゃないかな、と思います。周り360度から。策士っていうのも、そりゃ頭も良さそうだし、少ない労力でするする〜っと行ける人ってのもいるんだけども、それはそれですごい能力だと思うけれども、やっぱりここぞという時になって、どちらに付いて行く?って言われたら、俺は圧倒的に侠気派。策士は策が尽きたらもう手助けはない。けれども情ってのは、最後に有り得ない状況であっても救いの手立てが来る唯一の手段な気がする。だからそういう局面であればあるほど、侠気が役に立つのかなとも思います。もちろんビジネスの局面に「情」なんて挟んで行くことは許されないんだけれども、結局ビジネス判断の裏側には人と人のつながりの積み重ねがあるから、労力はかかるかもしれないけれども、骨太の関係を築くにはやっぱりそこだなぁって思います。
かっこよくなくて良いけど、かっこ悪くなりたくないです。
8.19.2008
暴走する資本主義
久々に読書メモ。本を読んでいなかったわけではないのですが、あまりメモするに値する本がなかったこととあっても純粋に書く時間がなかったのと、という言い訳です。
「暴走する資本主義」を読みました。元米国労働長官(Secratary of Labor)であったRobert Reich氏による著作です。ちなみに原題はSupercapitalism: The Transformation of Business, Democracy, and Everyday Lifeです。著作に関するインタビュー記事がこちらにあります。
共産主義vs資本主義の戦いに勝った資本主義ですが、民主的に社会を支配していた「企業家=ステートマン」達は(ただしその期間は歴史の中では短かったと私は認識していますが。。。)、政府による規制のもとにあった寡占状態(1970年代までの資本主義黄金期)から、しだいに過剰な競争に突入し(技術の進歩化、規制緩和、グローバリゼーションを要因とする)、如何に安くものを提供し(消費者を喜ばせる)、如何に利益を上げるか(投資家を喜ばせる)、という要素が過剰にハバを聞かせるSupercapitalism超資本主義へと移行して行ってしまっているのが現状です。という論調がこの本のテーマ。
世の中がこのルールのもとで走ってしまっているので、それに乗っからないと負けてしまい、乗らざるをえないのだけれども、誰もがどこかでこれは永続的なものではない、と感じています(これを著者は消費者・投資家としての視点と市民としての視点の対立、という表現でよく表している)。まさに自分もその通りで、仕事の上ではカネが国境を越えて移動していく仕組みの手助けをしており、頑張れば頑張るほど(=投資家を喜ばせれば喜ばせるほど)カネの動く速度が早くなっていき、コントロールが効かなくなっていくのではないか、という懸念もあります。そういった小市民の一抹の不安、親としての子供そしてまたその次の子供の世代に残していく社会の仕組みへの不安ですが、そういったものへの対応策なんかに頭を回している暇が段々なくなるくらいに世の中って動きが早くなってきています。
一度経験してしまっているのでもう後戻りは出来ない、というのが人間の性です。じゃあどうしたら良いのだろうか?という答えは、色々あるのだろうけれども、本書ではそれが一つには企業から人格を剥奪することだ、という視点は自分にとってはすごく新しかった。
しかしあらゆる施策を打つにしろ、この市場原理主義を修正するためには経済原理をうまく当てはめながら修正していくしかないのだと思います(目には目を)。例えば近頃話題の環境問題に関してはカーボン・タックスや排出権制度の導入により、環境を配慮するコストに公平性を持たせたり、要は、多数の市民や社会福祉にとってネガティブに作用するものに関しては「懲罰」を与える仕組みを作ってあげることが良いのではないかと思います。それも市場を創出することで。
7.29.2008
iPhone買いました
7.19.2008
Japan "was" No.1
いつも必ず海外に来ると思うことでもありますが、日本、やっぱりどうにかせにゃいかんです。全て日本が間違っていて全て海外が正しいとは思いませんが、この競争力のなさは一体どうしたら良いものでしょう?というか海外からいつまでも特別視(日本だから、とか、日本の文化だから、とか)されている時代はもうおしまい。文化は文化でリスペクトするものですが、それはそれ、これはこれ、と特にビジネスの世界では思います。きっと今の政策なり何なりを決めている人にはそれが実感として分かっていないんだと思う。未だに"Japan as No.1"みたいな時代の感覚で突っ走っているのかな、と。
と、まぁそんな愚痴を今この時間(ニューヨークの朝9時14分、ホテル出発30分前)にこぼしてもしかたがないのですが、色々と身になることが多い出張でした。
というわけでやっと帰れる。。。結構長い一週間だった。帰りの飛行機は爆睡したい。
7.15.2008
遅延
成田についてから早3時間経ちました。。。あと2時間以上いなければいけないようです。シカゴ行きのJAL便に乗っていく予定ですが、機材のトラブルのため遅れてます。。。仕事すりゃいいんですが、何だか疲れてて。。。今乗る予定の飛行機の前のラウンジにいますが、前輪を整備士の人たち7人くらいでよってたかって一生懸命点検しているようです。安全に関わることなので、きちんとやってもらいたいですが、早く飛んで欲しいです。時差解消のためほとんど寝ずに来ているので、この時間での遅れはちょっと厳しい!(>_<)
出発前に先日結婚式を挙げた友人夫婦の新婚旅行出発前に合流し、コーヒーを一杯だけ飲みました。先方は第一ターミナルなのにわざわざ第二まで来てくれました。幸せ一杯そうでした。これからトルコ&ギリシャだそうです。うらやましい。。
7.11.2008
多忙な夏!
ほぼ2週間ぶりの投稿です。
ここ最近本当に忙しくて、特に前回の投稿以降1週間ほどは殺人的な感じでした。会社に40時間近くいたり。。。来週急遽アメリカに出張に行ってまいります。ここ最近は香港づいていましたが、本丸に突撃です。アメリカは半年強ぶりですが、ニューヨーク(本社)オフィスは1年半ぶりくらい。同僚がいるので飲みにはいけるかな?でも火曜発、水曜ボストン、木曜金曜フルでニューヨーク、土曜帰国、なのであんまりスケジュールに余裕がない。。。
来月か再来月は初メインランド・チャイナの予感がしており、それはちょっとだけ楽しみです。
明日は久々にミーティング等の予定がなさそうなので、会社のデスクを整理しつつ出張準備ですな。会社のデスク、やばいことになっています。未収の経費領収書もごみのように溜まっていて、、、はぁ考えると少し憂鬱です。
仕事以外でも多忙になりたいですが。。とりあえず今月末の日曜日にはフラッグフットボールの大会に出場予定。あ、それもエントリー作業の続きやらなきゃ。。。そして最大の問題は半年近く放置されている住宅ローンの借り換え。正直時間がないです。そうこう言っている間に長期金利は上がっていきそうですが。。。いやぁぁぁ、コピーロボット下さい。
6.26.2008
さようなら、ジョディ
とても悲しい出来事がありました。2008年6月25日、12年間生きてきた実家の愛犬のジョディがその生命を全うしました。仕事場に親から電話があり、たまたま息子を実家に預けていたこともあり、仕事を終えて妻と共にすぐに実家に駆け付けました。
冷たくなって横たわっているジョディの顔を見た瞬間に、とてつもない悲しみに襲われ、涙が溢れて止まりませんでした。実家から自宅に帰ってきた今も、心の整理は十分についてはいません。ただ忘れないうちに書いておかないと、と思ってこれを書いています。
ジョディ(ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア、♀)は実は消化器系の病気を持っていて、5歳の時に発病して以来、常にアップダウンを繰り返してきていました。初めてこの病気が発覚したのは、私がNYに半年ほど滞在していたときのこと。もう駄目かもしれない、と言われながらも何度も危機を乗り越えてきました。発病以来、片時も薬を離すことが出来ず、常に投薬を受けていました。毛も抜けて、なんともいえない可哀想な姿になったりしながら、また薬の影響か、体臭もひどくなり、それでも私たち家族にとっては、いつでも可愛いジョディであり続けていました。
実は病気になってからの7年間は、私自身は実家を出てしまったこともあり、また結婚してからは自分たちでも犬を2匹飼っているので、正直最近ではジョディの世話をしてあげたりしたわけではありません。ただ、まだ仔犬だったジョディを埼玉県のブリーダーさんのところまで引き取りに行き、とても小さくて車の後部座席の肘掛の中に納まっていたジョディの姿や、私の部屋のアメフトのカバンの周りをウロウロしながらオシッコをひっかけていったジョディの姿や、初めての散歩で近所の犬に吠えられて全速力で逃げるジョディの姿や、当時高校二年だった自分の青春時代の多くの部分を共にすごしてきたジョディの姿は、目の前の小さな死骸には見る影もなく、彼女の死に、今非常に堪えかねています。
でもジョディは病気をしてからの後世は、それでも幸せだったと思います。母を中心に、家族からの暖かい愛情を一手に引き受け、わがまま放題ではありましたが、いつも愛くるしい顔をして、大好きなサンルームから大好きな庭を日向ぼっこをしながら眺めていました。死の直前もサンルームにいたようです。そこから二、三歩動いたところで力尽きて倒れ、冷たくなっていたと聞きました。でもその顔は、まるで夢を見ているような安らかな寝顔で、それを見てきっとジョディは自分の一生を十分に満喫して死んでいったんだろうな、と思いました。病気の苦しみからは解放された天国で、今まであんまり満足に出来なかった散歩を十分にして、嫌いな猫ちゃん達を駆けずり回って追いかけて元気に過ごして欲しいと思います。
別れ際に、ジョディの臭い頭の毛を少しだけ刈ってラップにつつんでもらってきました。明日には荼毘に付されてしまいます。家に持って帰ったジョディの毛は、大切に思い出と共に包んでおこうと思います。結婚祝いに両親からもらった私の半生が記された写真アルバムの一番最後のページはジョディの写真でした。今、ジョディの毛は、その写真と共に一生忘れることのない思い出としてアルバムに挟まれています。
さようなら、ジョディ。また会える日まで元気でね。
6.20.2008
神出鬼没
最近、朝早くから夜中まで、至るところでメールを返したりするので??と思われているようです、会社で。ブラックベリーを持ったから、というわけではないのですが、子供を一回寝かしつけて、自分も一緒に仮眠をとって、夜中の12時過ぎにまた起きてそこから仕事、、とかってやってるので、あたかも24時間起きているように思われるらしい。そんなジャック・バウワーみたいな仕事が出来れば良いんですが、あれってしかもとある一日の話だしね。。。毎日は無理です。
ご存知のように、私がほんと端っこの方から参加している(?)、金融業界は、なかなか泣かず飛ばずの状況で上半期を終えようとしていますが、なかなか厳しいです。私は営業部門なので、数字に貼り付けられている部分もあり、ため息と焦りの日々です。年当初に予算を組むのですが、その数字の読みが甘すぎた部分もありました。それに加えて、今の仕事についてからは上昇気流の環境でしか仕事をしていなかったため、実は拡大する市場の流れに引っ張られているだけなのか、自分の力で取ってこれているものなのか、判断が難しいところも多々ありました。勿論一部の実績については、何とか自分の力でゼロから100のうちとりあえず50くらいまでは持ってきました、というところがあるため、きっと今日までクビ宣告(まぁそもそも本当にクビっていうのはなかなかないですが、会社ですから、一応。。。まぁでも実質肩叩きっていうパターンは有り得ますよね。。。)も無しに食いつないでいる訳ですが、この環境にきて、いよいよその本質が見られることになり、より一層の緊張感と、とにかくやらなきゃやばいという焦燥感と、まぁあと実はこれがあるからこの仕事は好きなんですけど、ある種のマゾヒスト的な恍惚感とでも言うんでしょうか?追い込まれると結構気持ち良かったりして、そんな色んな気持ちが錯綜しながら、日々追われている感じです。
昨日もトップダウンでシェア奪回の指令がありました。市場が縮小しているんだったら競合他社に流れているものを取り返してくるしかないじゃないか、という発想。そりゃそうです。そりゃそうなんですが、上記の通り、今までって拡大している市場の中の新規拡張部分の中で、どれだけ新しいものを取ってこれるか、というところで競っていた部分もありますが、その拡張部分のところがそもそもなくなったばかりか、縮小傾向にあるわけですから、それだったら既存のパイの中でほかの人が食べているものを横取りするしかない、ということです。
なかなか難しいんですよね、これって。かけなければならない労力が何倍も違う。既存のビジネス関係の中で食っている人がいる中で、ちょっと待った、と声をかけてこっち食べませんか?と横取り宣言をしなければならないわけで、今食べているものよりもおいしいものを持っていかないといけないことはおろか、今食べているものが好きな人にはなかなか本当においしいものを持っていっても信じてもらえないってこともあるわけで。
まぁでもそんなこと言ってられないので、とりあえず今は現状の分析を精緻に行ない、ターゲットを見定め、ここぞというときに出せるものの準備をしているフェーズです。明確な終わりはありませんが、ダラダラやってられない状況です。
とまぁ、本当は自分の営業方針みたいなのを書いてしまって競合に見られたら?っていうのはあるのですが、非常にニッチな商品・サービスの営業ですので、結構その心配はないのが一つと、もう逆に皆同じことを思っているので、何ら新しい面白みがあるところはないので、とりあえず書いてみました。ここから更に先の戦略・戦術的な部分は当然明かせませんがね(笑)。
ではでは一週間も締めの金曜日ですので、頑張りましょうっと。
6.10.2008
6.09.2008
6.03.2008
大切な、大切な日
一年前の今日に、人生の中で最大と言って良いほどの感動と共に、我が息子が誕生しました。今日は無事に一年を迎えた彼の大切な大切な一日です。
予定より少し小さく生まれて、そのせいかは分からないけれども色々な数値をしっかり見る必要があり新生児集中治療室に入ってしまった息子。最初の滑り出しは親や周りの人間を心配させるものであったけれども、3ヶ月もするとくじいた出鼻を良い方向に大きく欺き、周りの心配をよそにみるみるうちに大きくなり、今じゃ満1歳にして歩き回り、ワンワンやダディちゃんという言葉も発します。(マミィちゃんは恥ずかしいらしく照れて言わない)
この一年、自分でも本当に成長したと思います。まだまだ父親としては未熟ではありますが、少なくとも自分の背中を見て育った時に曲がった子にだけはなってほしくない、その一心で切磋琢磨してきているつもりです。もちろんまだまだゴールにはほど遠いけれども、踏み出したその一歩は間違った方向ではない、そう確信できている一年です。
これからもこの子の成長の勢いを受け止めながら、自分もより高いステージの人間になれるように、共に成長していきたい、そう感じる2008年6月3日早朝です。
6.02.2008
Two real things
5.29.2008
6勝4敗を6勝0敗にすること
勤務時間中の株取引と、勤務時間中のブログ書き込みが本質的に何が違うのかと言われれば返す言葉はありませんが、まぁ裁量で働いている身なので勘弁して下さい。今この瞬間の感じたことを失いたくなかったんで。
とある人と先ほど久しぶりにどうですか?的な話をした際に、なるほどと思わされたことがありました。
最近の考えごとの一つに、偉くなっている人達はどうしてみんなタヌキなんだろう(うまく人を化かす)?という疑問がありました。交渉などでタヌキで来られると、それを上回るタヌキで行くことって結構難しい。自分もタヌキにならないといけないのか?でも人を騙して(タヌキのイメージ、あくまでもイメージ)世を渡って行くことは自分の信条に反するのでは?う〜ん、困ってます。なんていうボヤキを放ったところ、頂いたお言葉はこんな感じ。
偉くなっている人はどんな人かと言えば、勝ち続けている人。でも確率論的にずっと勝ち続けるなんて有り得ない。普通は5勝5敗、良くて6勝4敗。ごく一部の天才は7勝3敗。でも天才でも3敗している。どういうことか?
答え。偉くなっている人は負けを見せない。負けても負けにしない。4敗しても、0敗に見せる。つまり6勝0敗、負けなし。
なるほど。タヌキとはそういうことだったのか。負けを見せずに相手を納得させる。その話術、交渉力、人間性がタヌキと呼ばれるのかも。
5.26.2008
近頃アップデート
忙しいです、結構。
21日から23日までは香港に行って来ました。前回のバタバタと比べると若干余裕があり、中華も3度ほどいただきました。充実感から言ってもなかなかでして、ただやっぱり2泊3日は結構疲れます。
今回は前回と違って九龍側に泊まりました。写真は部屋からの風景。相当香港(笑)。次はやっぱり香港島かな・・・。
帰りの便で「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」を観ました。思いがけずも、というか期待以上の内容で、思わず考えさせられてしまう題材。冷戦時代の第三世界への援助関係というのをもうちょっと勉強すると今の世界情勢も見えてくる?
とりあえずサクッと近頃アップデート。
5.20.2008
5.16.2008
思い込みをなくそう
最近仕事が忙しいです。。。良い事ですが。
今年の仕事上のテーマが「思い込みをなくす」ということ。今まで当たり前にそうだと思っていた常識や仮説といったもの、実は本当に検証されたものなのかどうなのか、結構適当だったりする。蓋を開けてみたら実は思い込みでそうだと考えているだけで、裏付けも何もあったわけでなく、実は思わぬリスクを抱えていることが発覚!なんてことが多い。しかし、なかなか頭をフル回転させないといけない、つまり今まで思い込みに逃げる事である意味思考停止させていたのにも関わらず、そこをさぼっちゃいけない事になったから、そりゃもう大変です。脳味噌が腐る前で良かったけど、いや、それでもやっぱり鈍っているよ。。。
リハビリにどれくらいかかるのか分かりませんが、っていうか元々のレベルが要求されているレベルに達しているのかどうか、というまた別の問題もあるのですが、まぁそこははったりであろうが何であろうが、そうだと言い張るしかなく、とりあえず今は全力投球するしかない、ってことなんです。
しかし日中は席に座っている時間も細切れで、かつ電話とかも多いし、細かい問題が発生しては消えを繰り返し、やっと落ち着いたか、と思うと時計はもう19時、みたいなのが毎日。その頃にはすでに脳のエネルギーほとんど使い切ってるんだけれども、家に帰るまでの2時間くらいとりあえず猛回転させて、家に帰って脱力して、夜中の12時からもう3時間くらい頑張る(昨日は10分で諦めて寝ましたが)、というフロー。今日は。
あー早く寝ないといけない(ってのも思い込みだったりして。本当は寝なくてもいける??・・・ううん、いけない。。。おやすみなさいませ zzz)
5.14.2008
5.13.2008
最後のマンション?
新築分譲マンション・二子玉川ライズ タワー&レジデンス:東急電鉄・東急不動産
今の住居はマンションです。次は絶対に一戸建て、と思っていますが、おそらく唯一マンションの買い替えを考えるのであれば、最初で最後の候補だと思っています。
自分自身が幼年期を過ごした土地であるということもありますが、それを除いても二子玉川は都内では住むのには抜群に良い場所のひとつだと思います。ただあまり物件がなかった、今まで。そしてこれがきっと最初で最後の大型開発。
一つ残念だったのがタワー型マンションが3棟も建ってしまうこと。瀬田の丘陵からの景観が若干損なわれるかと。そのかわりタワーの上のほうからの景観は恐ろしく良いのではないかと思います。
冬の晴れた日に多摩川越しに見える富士山は最高にキレイなんですよね。。。
5.09.2008
山下達郎 - ANGEL OF THE LIGHT
NikonのCMのための書き下ろし曲。いいなぁと思っている最中、iTunesでも販売しているし、YouTubeでも発見したので、ポストしておきます。
5.08.2008
たしかなこと
『自己ベスト』とは随分白々しいネーミングだと思います。誰の目から見ても「最高の」ベスト(意味的にはredundantですが‥)です。
小田和正のベストアルバム。
先日のハワイでの結婚式披露宴の一コマ、新郎の弟(セミプロ級)が兄と義姉に向けて歌った『たしかなこと』。普段全くガラではない新郎が感涙しているのを見て、不覚にももらい泣きしてしまいましたが。
というわけで帰国後に早速購入。今は通勤時の自己ベストになってます。
---
昨晩は、とあるプロジェクトのキックオフが日本外国特派員クラブでありました。プロジェクトに関して話したこと以外にも、身のある話を幾つかしました。その中で今後自分の糧としていかないといけないと思ったことがありました。
これは経験なのかもしれないです。だから今はまだ無理なのかもしれない。だけれども難しくも学ばなくてはならないことは、失うことを受け入れる度胸。人間得ることについてよりも、失うことについてを過大評価してしまう特性があります。若いうちは失うことの底を見ることが難しい。また失うことを否定するあまりに、かえって傷を深くしてしまうこともあります。
でも逆に早い段階で最大損失を計ってしまったほうが、はるかに対策が立てやすいし、不測の事態に慌てふためくこともない。全てを予測しようとするのはナンセンスだけれども、起こり得る最悪の事態を想定しておくことはとっても重要です。良くも悪くも「想定の範囲内」に現実をコントロールすべきだし、そうするよう努力すべきなんです。リスクマネジメントの基本ですが意外と教科書を踏襲することは難しいんです。
家に帰ってから最近今更はまっているTwin Peaksを見ていたら主人公のセリフの中に「怖さを克服できれば恐れるものは何もない」的なことがありました。そう、そうなんだよな。
Prepare for the worst, hope for the best.
5.05.2008
5.04.2008
ハワイ(詳細)
前回の速報の詳細です。4月23日から5月1日までハワイはオアフ島まで7泊9日の旅に出かけて参りました。長期の休暇は何気に2年ぶりくらい(前回もハワイでしたが・・・)。今回は先輩の結婚式出席という名目がありました。海外挙式出席は初めてでしたが、すごく良かったです。本当に。非常にラグジュアリーな式(ワイキキの教会)&パーティ(カハラ)で、リクルート社のアネーロ(ゼクシィの高級版)も取材に来ていたほど。次回の号に載るらしいので、是非ご参考になさると良いかと。
今回は航空券はマイルで往復ビジネス分貯まっていたので、じゃじゃんと使いました。んが、結構サーチャージが高く、普通に格安航空券分くらいは払いましたが・・・。燃料費の高騰も結構来るところまで来てます。
ホテルはモアナ・サーフライダーに泊まりました。しかしここが結構↓↓↓で、何回かクレームを入れました。多少ひいき目に見れば、最近運営主体がウェスティンに替わったこともあり、まだバタバタしている感もありましたが、ロケーションが良いのでサービス悪くても人は集まるという意味では多少手を抜いているんではないかと疑ってしまいます。同じスターウッドのロイヤル・ハワイアン(6月からリノベーションに入るらしい!)に前回泊まった時はすごく良かったので、比較で余計にマイナスの印象を与えられてしまいました。まぁ途中で部屋を変えてもらったり、最終日にディナーをタダで食わしてもらったりしたので、これ以上文句は言いません。ちなみに部屋はすごく良かったです(タワーウィング)。
今回も特に何もしていません。リゾートに来た時は徹底的に何もしない、というのがポリシーですので、昼過ぎまで寝ちゃったりしても全然オーケー。むしろ波の音を聴きながら昼寝なんて、なんて贅沢なんでしょう!くらいの気持ちで本当にダラダラさせてもらいました。やったことと言えば、買い物、サーフィン(しかし即筋肉痛となり情けなさを感じて終わりました)、ゴルフのみ。あとは夜中に賭けトランプ(別の先輩とその彼女も同じホテルに泊まっていたので)。
いやぁ休みって素晴らしい。帰ってきたくなかったです、正直。帰りのリムジンバスの中でとっても寂しい気持ちになりました。次に行く時はもう少し長めに日程を取って、まぁそうなるとゴールデン・ウィークとか年末年始のバカ高いシーズンになってしまうんですが、コンドミニアムでも借りて更にゆるりと過ごしたいです。
カードの精算がなければ尚可なんですがね。今回も目の玉が飛び出るほどの金額が・・・。まぁでも何の為に仕事してんだって言ったら、やっぱこうやって散財するためですよね(笑)。んでなきゃやってられない(開き直り)。
4.20.2008
4.17.2008
アジア
二泊三日の強行香港出張を終え、帰って参りました。今回はFund Forum Asiaというイベントに出席し、アジア事情を探る、という比較的緩いお題目ではあったのですが、目前にそんなのん気な事を言っている余裕もない案件もあり、考えることは山ほどあり、また時間的にもバタバタと追われる感じでしたので、結構息つく間もなく終わってしまった感たっぷりです。
仕事のことはともかく、今回いろんな人と話したり聞いたり見たりしたなかで感じたことは、アジアの底力というかなんというか。世界の距離が近くなっている昨今、アメリカがひいた風邪のせいで学級閉鎖となり、アジアも念の為自宅待機させられているものの、まるで家の中ではどったんばったん遊んでて外に行きたいんだろうなぁ、感が満載。みんな非常に前向きだし、何より自分達は成長できる、っていう自信に満ち溢れている。
1980年代の頃ってきっと日本人もそう思っていたんだろうから、はたして自信を持てば全て良し、という訳にはいかない(過信が結局空前のバブルに至り、その後は暗黒)だろうけど、それでも盛りを過ぎてしおれた花のように自信も何もあったもんじゃない日本はこの先どうする気なんだろうって本気で心配になりました。
顕著に違いがあったのが香港の金融当局担当者の言葉。官僚的なところを感じさせず(元々民間人だったりするからなのだが)その発想もとても柔軟だと感じました。国際的な競争力を香港に持たせるという至上目標達成のために、つまらない規制なんていうのは害だ、ってはっきりと思っていそうでした。そしてそこでも感じたのは、一応言葉としては出てくるはくるんだけど、それでも東京は全く意識されていない。東京はestablishだから、というよりも、いずれ廃れていくアジアの遺跡のような感覚なのかと思いました。彼らの意識の中にあるのは上海だったりシンガポールだったり。
うーん‥。
ほかにも色々あったんですが時間がないのでまた今度。
4.08.2008
4.03.2008
胃腸
身体の変調を訴えることが多くなった今日この頃に加齢による逆らい難い自然な崩壊を感じてしまいます。体力的にもある意味ピークアウトしてしまったワケなのであと出来ることと言えばそのペースを鈍化させるだけ、という悲しい現実。
特に今まで意識したこともないくらい頑強だった胃腸が悲鳴を上げている。これはヤバいなと思うわけです。ちょっと前に悩まされた潰瘍は暴飲暴食を避けることでなんとか抑えてますが、今度は何故だかツワリ状態。男ですがなんか身ごもってしまいましたでしょうか?とにかく唾液の分泌が止まらずそれが胃に垂れ流し状態。そして危険水域に達すると逆流の可能性を感じています。
いかんなぁ。早く休まないと‥
4.01.2008
nunchaku salary-man
3.26.2008
Redsox nation
しかし何がすごかったかって、岡島が登板した時の声援とフラッシュの量!ドームが揺れる感じ。
いやぁ良かった〜。
3.22.2008
名門&Thrush//Cafe
お客さんと久々に焼肉名門に上陸。2時間たっぷりと肉を堪能させて頂きました。ニンニク食べ過ぎで身体中がヤバい・・・
今日は仏滅で空いているだろうと八芳園のThrush//Cafeでブランチ。結構人はいた。あんまり関係ないらしい、仏滅とか。
3.14.2008
3.13.2008
3.09.2008
対照的な
二人の女性アスリートがいる。高橋尚子と上村愛子。
今日負けたから、というわけではないけれども、高橋尚子はちょっともう厳しいだろうとずーっと思ってる。正直言って8年前のシドニーで金メダルを取ってから、少なくとも記憶に残るような形で勝っていないし、むしろここ一番での調整不足が目立つのみだった。彼女自身についてどうこう言うつもりはないし、一般人からしてみたら想像のできないようなタフなトレーニングを積んで来ているのだろうから、それはすごいとしか言いようがないのだけれども、周りに潰されたし、また周りの雑音をかき消しきれなかった精神面でのもつれがあったんじゃないかと、勝手に想像してしまう。結果を出していない選手に対しても、ただ一度のインパクトのある勝利をネタにちやほやしすぎてしまうのはマスコミの悪い癖。結果だけ見れば忘れ去られても仕方がないくらいなのだから。
上村愛子はすごい。個人的にファンだということは別にして、きちんと重ねて来たトレーニングを結果として残したことがすごい。以前にも書いた事もあったけれども、5年くらい前に一度本人に会った事があり、実際に彼女の滑りを間近で観ることができたのだが、その時はこんな小柄で普通のかわいらしい女の子が、女の子と言っても実際には同い年なんだけど、すごいなぁくらいにしか思わなかったんだけれども、でも受けた印象がとっても良くて、また謙虚にスキーをやっているような感じがして、とっても応援したくなった。少しずつ結果を残していって今シーズン見事総合優勝をやってのけた。
種目の注目度が違うので一概には何とも言えないけれども、周囲の雑音との付き合い方、というのも重要な実力か?
3.08.2008
はまりもの
御多分に漏れず、海外ドラマにはまっております。今はHEROES。実は昔から好きでした、海外ドラマ。英語の勉強に見ていたのはビバヒルとフルハウス。ERもAlly McBealも見てました。
最近では24(2009年1月からシーズン7が始まることが決まっているらしい)は誰もが見てますが、Prison BreakもLOSTも見てます。
HEROESに戻ると、日本でやる前に、留学中だった友人がすごい面白いって言っていて、ちょっと気になっていたんだけれども、DVD貸出が始まって、やっぱり借りまくってます。最近CSのSuper!Drama TVでも見られることが分かり、我が家でもひかりoneのテレビサービスで4月2日から見られるようになります。
日本のテレビドラマと比べて、そもそも資本が全然違うっていうせいもあるし、広くエンターテイメント界の制作側も日本とは裾野が全然違うっていうのもあるけれども、出来上がりの質がやっぱり相当違います。「渡る世間は鬼ばかり」とか何年も続いているのもたまにあるけれども、どちらかというとちょっと違うし。やっぱり違いはお金とインフラだろうな。日本のドラマにかけられるお金とアメリカのそれとでは全然違うし、そもそも新しいドラマを作るときの過程が全然違う。(間違ってたかもしれないが)アメリカでは確かドラマの著作権などは制作チームが持っていたはず。一方で日本はテレビ局が持っている。アメリカでは制作側は自分達のドラマという意識がより強いから必死になって面白いものを作ろうとする意欲が働きやすい仕組みになっているし、また自分達で作ったものをテレビ局に買ってもらわないといけないから、そりゃ力は入るってもの。
別に日本のドラマを否定しているわけではないけれども、中にはすごく面白いものもあるし、それでもやっぱり層の厚みの違い、というものを感じてしまうし、最近のドラマはワンパターン化が否めなくて、やっぱりあんまり見ない。見る気が出てくるのも華麗なる一族とか、原作の芯が太くて安心して見られるようなものばかりになってしまう。華麗なる一族ももう一年前か・・・。早いな。
3.06.2008
virtual friday
木曜日です。でも今日はvirtual friday。なぜなら久々に明日お休み頂くことになりました!
最近ずーっと休むことが出来ず、結構カラダにダメージを負いながらも走ってきましたが、やっと休める。それでも実は私用があるからなわけで完全に休めるんではないけども、それでも良いや‥。
と思いながら書いてたら色々やらないといけないことを思い出してしまいました‥税務署、ローン借り換え、先輩の結婚式@ハワイのホテル予約、本とCDの整理、パソコンの買い替え、etc
なんだよ、休めるのかな‥?
3.02.2008
結婚とは
昨日はアメフト同期の結婚式でした。みんなも久々に集まり、良く食べ良く飲み良く笑い、良い一日でした。本人達も幸せそうで、初めてお会いしたけど、奥さんも綺麗な方で、また隣で3日前に娘が生まれたまた別の同期が涙ぐむほど良い最後の手紙。新婦側お父さんが生まれたばかりの娘に宛てた手紙の存在が知らされた時にはさすがにグッと来そうになりました。
しかし結婚って何だろうなぁと。ちなみにWikipediaで結婚を調べてみると衝撃的な事実が!なんと結婚という言葉自体は明治時代に作られた造語で、またどうやら文脈から行くと西洋の結婚(marry)を指す言葉として作られたらしい。気になってWebで色々調べてみると、どうやら明治より前の日本の結婚は相当アバウトなものだったようです。しかも庶民レベルでは婿入り婚が一般的だった模様。そして「家」に嫁いで姓が変わるのも当然明治以降の話なようです。確かに源頼朝の奥さんは「北条」政子だった。確かに同じ文化圏の中国や韓国は今でも結婚しても女性の姓が変わる事はない。
なので今思われている結婚の形は、実は相当新しいもので、また日本古来の形ではなく、どちらかというとキリスト教の考えを輸入したもののようです。しかも神前結婚式は神道がキリスト教に対抗して作られたものだということもあるようです。
オランダなんかでは結婚しなくてもカップルが子供を作り、またそういったカップルから生まれた子供にも結婚したカップルから生まれた子供と全く変わらない権利が与えられ、また若い人は結婚をしない、というオプションを選ぶ人が多いようです。
それじゃ結婚って一体何だろうって突き詰めて考えると、家族を作る為に社会的に、そして経済的に、認められるための手続きや制度、ということなのかもしれない。大恋愛の末にめでたく結ばれた二人は結婚、っていう甘い筋書きは実は本当に甘いのかもしれなく、結婚するときは真剣に社会的なユニットを作る相手としてどうか、ということを考えないと行けないのかもしれない。
うーん、難しい。まぁでも結婚はいずれにせよゴールインではなく、スタート地点。それから先の長い人生を社会から認められた家庭を築くために日々努力して行かねばならない。甘い新婚生活なんてあっという間に終わるわけだし、お互い現実を見据え共に生きて行くための「バディ」が妻であり夫であるのかもしれないな。昨日、その同期もそこへの道に一歩踏み出したわけです。
Welcome to the club.
まぁそれでも結婚式は良い。そして楽しい。こんな余興も見られるし。
2.23.2008
天気予報、睡眠のち晴れ
近所に住む友人とランチ。近況報告をしあったが、聞いてると、最近の自分の不調やストレスはひょっとしたら睡眠不足から来ているのかもしれない、と思った。といっても別に彼の方も特段調子が良いという訳ではなさそうだが‥
でもおかしい。去年秋の出張前後に始まったと思われる十二指腸潰瘍は未だに引きずっているし、まぁこれは胃カメラから逃げている自分のせいなんだが、最近実は凄い疲れやすいし、それも精神的に。ジムには週に一度は必ず行くように心がけ、行ったら必ずじっくりとサウナで疲れを抜こうと試みている。それも効いていないのか?
年齢を重ねるごとに自分も変化していることを改めて実感。高校生までは意外とキレやすい方だったかもしれない。今は全く牙が見えないとも言われるし、自分的にも温厚な人間だと思っている。温厚になったキッカケ、いやむしろ逆かもしれないけど、ストレスを感じなくなった。超が3つくらい付く楽観主義者。あらゆる局面でもどうにかなる方法を見つける。見つからない場合はあきらめ、それでどうにかなっていた。
でも何かが最近違う。何かは良く分からないんだけど、事態を好転させるような力を発揮できない。発揮する前に負けてしまう。人はこれを歳のせいにするかもしれない。でもそれだけではないのは、何より自分が一番知っている。
一方でこうも思う。事態が楽観的なのか悲観的なのかを意味付けているのは自分自身であって、事態それ自身が楽観的なのか悲観的なのかなんてのはそもそも無い。空が曇っていてもいつかは晴れるし、いつかは雨が降る。そんな曇った空を見て、晴れるか雨が降るかを決めるのは天気予報ではなく、自分自身。自分で晴れさせることも雨を降らせることもできる。
最近自分の中に現れたのは「弱気」かもしれない。晴れるということに自信が持てない。明日の天気は自分が決めるだけなのに。なぜ?なんだこの弱気は?ウジウジは大嫌いなはずなのに。いや、実際優柔不断のO型なんだけれども(笑)、それでもこれと思えばこれで行く強さは持っていたはず。
よし、でも決めた。とりあえず寝ます。良く寝ます。それが強気の自分に戻してくれるのなら。今をリセットする方法を忘れているだけかもしれないから。寝れば大丈夫。うん。
2.22.2008
2.21.2008
Tokyo Sales Summit
今日の午後は半日を丸々使って社外で営業戦略発表会のようなものがありました。六本木ヒルズクラブの個室を借り上げて2つの営業部隊、企画、経理、オブザーバーに外国為替と顧客サービス部隊の部長、そして代表取締役という顔触れ。聞こえはすごいですが、大きな会社ではないので、普段顔を合わせている面子ではあります・・。まぁそれでも社外でこういうことをやる、ということでいつもにもまして活発な議論が期待できます。
結局ほとんど寝ずに何とか完成させたプレゼンも、45分という時間を大幅に超えてしまいましたが、何とか喋りきり、まぁかなり気合も入れたので、なかなか良い議論が出来て良かったなと満足して帰ってきました。子守もあったので、直帰させてもらい家には19時くらいには帰ってきて、そこから今ちょっと前まで子供と一緒になって爆睡してましたが・・。
大切なのは、こういう機会を持ってやったことに満足するのではなく、これをすぐに実行に移していくということです。それはやらないと。とはいえ、日々細かい事象が勃発し、それもこなしていかないといけないのが現状です。プレゼンのあと、代表取締役が必要なものは言ってくれ、とおっしゃっていたので、早速専任のアシスタントでもつけてもらいたいと思ってますが、、、。あと一部の権限委譲。色々と権限を下さるのは大変ありがたいのですが、ありすぎるのも問題で、大小さまざまな判断を仰がれても、これはいいよ、適当にお願いしますよ、ってのもたくさんあるし。
ふぅ。。明日部長に相談しようっと。。
2.20.2008
井上康生
明日のプレゼンの準備をしながらついついこの番組に目が行ってしまった。
年を取ったのか、スポーツモノで感涙することが多くなった。
涙腺やられたもの。
井上康生がフランス国際柔道で5位に終わった直後のインタビュー。
父と妻が見守っていた中の敗戦直後の泣きたくなる状況で井上は
「現実を見れば赤信号」
と冷静に気丈に現実を受け止めていたようだが、そのすぐあとにインタビュアーが、
「まだ皆が北京(行き)を信じています」
と投げかけた後に、一気に咽るように涙を見せ
「周りの人が力をくれたにも関わらず結果を出せず悔しい」
と言葉を搾り出し、足早に消えていった。
こういう全力勝負の感覚って久しく忘れているが、井上の北京への挑戦の映像を見ていたらその感覚が身体の中から冷めて出てきて、つい感情移入をしてこちらも涙を誘われてしまった。
こういうの見てると、自分もまたスポーツをやりたくなってくる。
その前にプレゼンだ・・・
2.17.2008
東京マラソン
サウナでオッサン2人が東京マラソン帰りっぽい話をしている。ボーっと聞いてると1人のスタイルが良い方が3時間切ったと言っている。なにぃ〜!?
それに比べて俺は何だ?まだ20代ですが何か?あ〜東京マラソンくらい走れないとマズいよな〜一応元スポーツマン。ちょっと真面目にカラダ鍛え直しだなぁ。
やべぇ替えのパンツ忘れた‥汗かいたままのはきたくないし。ノーパンで帰ろ、どうせ家は斜向かいだし。
カッコ悪ぅ‥(泣)
ケータイ復活!
昨日ケータイが不能になってから、今朝一番にソフトバンクの国際コールセンターに電話した。ちなみに昨晩は9時から20時までの間は日本国内からの発信の場合は受付できませんと言われました。でもきっと国際コールセンターがあって24時間対応しているってことは海外からかけた場合には対応してくれるんだろうなぁ。日本から日本に国際電話と同じように発信したらどうなるんでしょうか??
それはともかく、電話番号および契約者本人だという身元確認をされ、PUKコードなるものを教えてくれた。それを入力して、新しいPINコード(そもそもこれを3回間違えたのが元凶・・・)を打ち、無事ケータイが復活しました。
2.16.2008
2.15.2008
バレンタイン・ドリーム
2月もちょうど半分。1年で言えば早くも8分の1が過ぎ去ってしまった訳です。相変わらずのこのスピード感、とっても危険。気が付いたら今年も終わり、なんてことになりかねない。
バレンタインは今年も義理チョコたっぷり。もらって返す言葉が「お気遣い頂いて有難うございます」(笑)。でも考えてもみれば、なんだかドキドキするバレンタインなんてせいぜい中学までだったかもな〜。そしてピークはきっと小学校6年生とかだったな。
ということは、人生の中でも、バレンタインがイベントだったのってほんの僅かな期間だったんだ。な〜んだ、いつもと同じ2月14日だったわけね。
チョコ好きのヨメに頂いたチョコをあげるの忘れてた(俺自身は実は積極的に甘いものを食べる方ではないので)。思い出して、今朝出かける際にカバンからチョコを取り出してダイニングに置いてきた。気分はちょっとしたサンタクロース。
というわけで、まだチョコも食べられない息子よ。親父のバレンタイン・ドリーム(?)はお前に託す!すくすくとイケメンに育って、ぶっちぎりの本命になってくれ!それを傍らで見守りながら「(コイツがモテるのは)俺の血だ」などとうそぶいてみるのが、きっと今の俺のバレンタイン・ドリーム。
2.10.2008
2.09.2008
ボストン・レッドソックス v.s. オークランド・アスレチックス
東京での開幕戦取りました!!しかも連日!
事前から複数のエージェントにID登録した上で、今日の10時の販売開始から一斉に申し込み攻勢開始。更新、更新、そして更新。ついに申し込みページに到達、見事ゲットしました。
そしてそして、実はペアチケットもしくはトリプルを両日にわたって複数取れたんです!
まだそれらのチケットをどうするかは決めていないのですが、会社に回す、友人に回す、ヤフオクに回す、などの手段を考えています。いずれこちらのページで結果発表!
2.07.2008
新日の基(しんひのもと)
2.04.2008
Superbowl
休みたい・・・デスクトップいっぱいにNFL.comのGame Centerというライブでゲームの状況を教えてくれるサイトを拡げてますが・・・。
国歌斉唱とキックオフは一応会社のホールの大画面で見届けてやりましたが、さすがにデスクからずっと離れているわけにはいかず。
今日は元フットボーラーにとっても一年で一番わくわくするスーパーボウルです。今年はうちの会社の二大拠点(ニューヨークとボストン)が直接対決するので、会社的にも熱いカードです。私はボストン派なので、ペイトリオッツを押していますが・・・。
そうこう言っている間にNYジャイアンツがフィールドゴールを決めて先制したようです。頑張れペイトリオッツ!!
1.29.2008
ツォツィ
前から観たいと思っていた、「ツォツィ」(amazon, imdb)を観ました(1泊2日を延滞・・)。
ちょっと前に観た「ナイロビの蜂」もイギリス映画だったが、ツォツィもイギリス発。彼らはハリウッドともまたひと味違ったウィットさを持っていて、なかなか良いですね。
全編がめちゃめちゃ濃いぃアフリカーンス語ですが、吸い込まれました。そしてツォツィの成長がお仕着せでない感じで素直に喜べる、そんな感じの映画です。
ちなみにツォツィとは日本語で不良となってますが、原語ではHe is a cold blooded, heartless killer.というような意味みたいで、不良はちょっと生易しい訳かもしれない。gangstarという側面のみが強調されている。ただの不良校正映画ではなく、冷血な(殺人をも厭わない)若いギャングが、暖かみを持つ(ネタばれですが)殺人を行なうことが、最後までキーとして効いて来ているのかな、と。
時間も1時間半くらいなので、オススメです。
1.28.2008
1.27.2008
古本屋はじめました
とは言っても、店舗を持つわけにはいかないので、Amazonのマーケットプレイスに出品始めました。1ヶ月位前からやっていて、売れ行きはなかなか好調。1万円くらいは売れました。元々は去年末にあまりに増えすぎた本を整理するために、一部ブックオフに持って行ったりしたんだけれども、あまりに二束三文なので、ひょっとしたら自分で売った方が良いのでは?と思った次第。一部のバイブルや参考書類は会社に持って行くとして、今日もまとめて出品。
金融系
社会学/経済学系
経営書/自己啓発系
その他
あとはIT系の英語版参考書多数。全部売れるまでにはなかなか時間がかかりそうですが、気長に待ちます。
そして自称「趣味は読書」ですが、本棚を整理していると買ったまま読んでない本がわんさか。。。読まな。。。
1.26.2008
1.23.2008
1.21.2008
欲しい・・・
アップル - Mac
新しいのが欲しい。。今、第2世代のiMac(G4)を使っている。古い。。人から中古で買ったものだけど、もともと。今日久々に渋谷のApple Storeに行ってみた。新しいiMacでも良いし、今度発売されるMacbook Airでも良いし。
ボーナス後(2月末)だな。
1.18.2008
ギンザ・グラッセ
新しいスポットとかそういうのって基本的には全く興味はないのだが、たまたま比較的好きなファッション・ブランドの旗艦店がオープンすることを見つけ、少し興味を持った次第。
中央区銀座三丁目の都心型商業施設「ギンザ・グラッセ」 4月23日(水)グランドオープン 14店舗の出店決定 - 三井不動産株式会社
入る店舗一覧はこちら。基本的にはたべもの屋ばっかり。リストランテ・ヒロも入るらしい。青山だけでやってた頃は結構良いなぁとか思っていたが、最近全然行っていないし、丸ビルに店出してみたり、ちょっと商売っ気が出てきた感じがして残念。
1.16.2008
俺は望んでいるが・・・
「与えられた(約)300議席は尊い。簡単に放すことはない」そんなことはないです。経済的に国家的な危機を迎えているにも関わらず、何一つまともな政策を打ち出せない政府や国会は要らないんでは??
自分達の子供の未来を真剣に考えている今日この頃。また別の機会に譲りますが、会社の若手の昼食のトピックは最近専ら日本の未来について。
1.13.2008
大学ラグビー決勝は早慶戦
冬の雨が寒い国立の試合でしたがぎりぎり屋根の下で後半の途中まで観戦しました。
1.10.2008
1.08.2008
1.05.2008
1.04.2008
新年ご挨拶
三が日も明け、おそばせながら感もありますが、新年明けましておめでとう御座います。
2008年の抱負を三が日も含めてずーっと考えているのですが、考えれば考えるほど難しい。というのも、自分の成長領域は必ずしも社会経済における成長領域と合致しない(=自分自身のマーケタビリティの低下)ということが現実として見えかねない世相になりつつあるからです。別に今の仕事に不満が有るとか、他に有力な領域を発見したとか、そういう目に見えて言葉で語ることが出来るものではなく、むしろそうであった方が有難い。ただ無邪気に2008年はこれとこれとこれを達成目標とします、というレベルでは方向感を見失ってしまうような危機感を覚え始めている、ということです。
去年まではただ前に進むことだけを考えていれば良かったわけです。右肩上がりだった事も手伝い、幸い結果も付いて来ていた、と思う。ただここに来て、全く違った位相が出てくる、もしくは生み出す必要があると感じています。
去年の暮れに本棚を整理していてイノベーションのジレンマを発見し、久々に読んでみようかと考えています。今の自分をここまで築いて来た思考の原点はこの本でした。クレイトン・クリステンセンの「イノベーション」シリーズは、あと2冊(イノベーションへの解と明日は誰のものか)それぞれもう一回読み返したい。